「自分を甘やかす」に違和感がある

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自己肯定感あるある

自己肯定感、自分磨き、自己受容…
心のことを学んでいると
よく出会うアドバイスがあります。

「自分を甘やかしましょう」って言葉。

私もお伝えすることがあるのですが。

よくよく考えてみると
なんかしっくり来ないというか。

自分を甘やかすって、つまり何?
って思っちゃうことありませんか。

自分を甘やかすって
その時食べたいものを食べさせてあげること?
その時欲しいものにお金を使ってあげること?
その時したくないならやらなーいってこと?

うーん、やっぱりなんか違う気がするの、わたくし。
って遅れてきた反抗期な私は思っちゃったりしてました。

自分を甘やかすとセットで付いてくるアイツ

なんでしっくり来なかったかって言いますと。

自分を甘やかすとアイツが結構な割合で付いてくるんですよ。
「罪悪感」です。

その時食べたいものを食べさせてあげる
→ダイエット中なのに甘いもの食べちゃった・・・

その時欲しいものにお金を使ってあげる
→他に充てられるお金だったのに結構使っちゃった・・・

その時したくないならやらなーい
→いや、やらなきゃいけないことなんだ、それ・・・

こんな感じで
自分を甘やかした後に罪悪感が頭をもたげるわけです。

これだと自己肯定感が上がる感じしませんよね。

もしあなたもそうなってしまうなら
甘やかす方法を変えてみるタイミングかもしれません。

「自分を甘やかす」は単なる練習

なぜ「自分を甘やかす」必要があるのか。

それは
あなたが普段自分に厳しすぎるから
自分に優しくできるようになるための練習です。

そしてその先にはゴールがあります。

あなたが普段自分を責めたり
自分を律する中で

我慢し過ぎて忘れてしまった
自分の感情や欲望を思い出してもらって

本来の自分の望む世界に向けた
行動を取れるようになる、というゴールです。

そう、ゴールは「自分の望む世界」。
あなたが望む世界に向けた行動を取れるなら
罪悪感は感じないはずなのです。

つまり
「自分を甘やかす」ことで罪悪感を感じているなら
意識的または無意識的に
「自分を甘やかす」行動自体が
あなたの望む世界を実現することに結びついていないということです。

「自分を甘やかす」に罪悪感を感じてしまう理由

なぜ自分に優しくすると
罪悪感を感じてしまうのでしょうか。

シンプルに言えば
大人になったからだと思います。

何か欲しいものを
軽やかに楽々と手に入れている人たちが居て

私もそうなりたいと思うけれど

そういう人たちは
軽やかに楽々と行動しているように見えるだけで
実際やるべきことを地道にやっているんですよね。

軽やかに見えるのは
好きなことや得意なことに関連する行動だったから
そこまで苦に感じ過ぎなかったってだけなんだ、と。

そういうことに気付いていらっしゃるんだと思います。

耳障りの良い言葉や考えに頼りたくなりますけど
自分が目指す世界を手に入れるためには
最低限の努力は必要なのです

だから「自分を甘やかす」を目的にしちゃうと違和感があるんです。

だって、自分の目指すゴールを実現しない行動を
ただ許しているだけのように見えるから。

自分に許してしまうのは
ゴールから遠ざかりそうですし
何より罪悪感が襲ってきますから。

それでもゴールは「自分を甘やかし」ながら目指せ

それでもやっぱり「自分を甘やかす」は必要です。
どっちやねーん、って感じですけれど。

だってずーーーっと厳しい環境でストレスフルな世界で
私たちは本領発揮なんてできません。
息切れしちゃいますし、燃え尽きちゃいます。

ゴールは一つだけど
そのゴールへの道のりは
結構長いのです。

短距離だったら勢いでなんとかできるかもしれないけれど
長距離は計画的にコツコツ積み上げていく必要があります。

だからたまには自分を甘やかして
息を切らせないように休憩させてあげるんです。

だからバランスですよね。
でもアメとムチって言っちゃうと
ムチが怖すぎるワードなので
この言葉は使いません。

ある時は褒めて優しくしてあげる
ある時は「ここは頑張りどころ」と事実を教えて努力するように促してあげる

そういうバランスを取っていけば良いんです。

だから甘やかしすぎるのも考えものです。
だってたとえ罪悪感を感じなくなったとしても
一向にゴールにたどり着きませんから。

逆にそういう場合は
ゴールを修正してみる
ってのも手です。

「自分を甘やかす」コツ

自分を甘やかすコツとしては
なんとなくでも良いので
甘やかす目的を持っておくと良いと思います。

冒頭の例で言えば・・・

その時食べたいものを食べさせてあげる
「今週は頑張ったからご褒美として」食べたいものを食べさせてあげよう

その時欲しいものにお金を使ってあげる
「ちょっと元気がないから頑張れというエールを込めて」欲しいものにお金を使ってあげよう

その時したくないならやらなーい
「長く努力を続けていくためにも自分を緩める意味で」いったん嫌なことやめてみよう

まぁ、ここまで言語化しなくて良いのですが
イメージはこんな感じ

理由に納得感があれば
罪悪感を感じることは少なくなると思うのです。

まずは自分の望む世界のゴールを目指す
その道中で「自分を甘やかし」て自分を息切れさせない
この両輪を意識しながら甘やかしてみてくださいね。

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この記事を書いた人

OL兼業カウンセラー。
新卒入社のブラック職場、25歳まで恋愛経験0、初彼氏のモラハラで難聴になるなど、メンヘラ経験多数。

カウンセリング・心理学と出会い、恋や仕事がうまくいくポイントに気付く。プライベートでは6年付き合ったモラハラ彼を手放し、婚活アプリ登録後1ヶ月で出会いを引き寄せ、1年後に結婚。

2024年よりカウンセラー活動を開始。
あなたの悩みを整理し、理想の未来へ一歩踏み出すサポートをさせていただきます。

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