こんにちは。
現役OL兼業カウンセラーのアリサです。
何かに挑戦したい時、悩んでなかなか踏み出せないことはありませんか。
例えばこんな感じ。
行動する前に慎重にリスクを考えて、リスクを冒さないように計画する。
でも初めてのことだから計画が正しいか分からない。
だからネットでググったり、本屋さんでそれっぽい本を探したりして情報収集をする。
その結果、頭の中に新しい情報やすでに知っている情報が見境なく入ってくる。
すると、読んでいるだけ、調べているだけなのにどんどん疲れていく。
そして、「私にはできない気がする」思いがどんどん積みあがっていく。
いつの間にか「あれ、私、何がしたかったんだっけ」となる・・・。
あなたはどうでしょうか。
実はこれ、全部私の話なんですよねー。しかも結構最近の。
この時、つまり挑戦への行動ができていない時、 私の頭の中ではこんな声が聞こえていたんです。
悩む時間があるなら、とりあえず行動すれば?
落ち込んでる暇あったら、動いて考えれば良くない?
成功する人はみんな動きながら考えるんだってよ?
あれこれ考えて行動しない言い訳してるだけじゃん。
結局何もできないよね。
これらの声がトドメだったような気がします。
なんのトドメかっていうと、「私にはこの挑戦はできない」と信じることの。
でも、本当はここからが本番なのです。
え、そうなの?って思いました?
私も思いました。
ここからどうやって挑戦を始めていくのか。
その一歩について、自省の念も込めて私なりの考えをお伝えします。
挑戦したい→踏み出せない、までの流れ
早速ですが、私の話をさせてください。
実はこのブログ、もっと早く始めるはずだったんです。
そのために下書き原稿を書き溜めていました。
でも書きたいことを書いて楽しかったはずのペースが一転、途端に書けなくなりました。
最初にペースよく書けていたのは、今まで記事を書いてこなかった分、今までの蓄積があったからでした。
蓄積が尽きるのは思いのほか早くて、記事を書けない状況になった際には、
自分の中の「書きたいこと」が枯渇する感覚でした。
そこで一気に筆が止まり、私の行動がストップしたんです。
【初期段階】
- 挑戦しようと思う
- 自分なりに行動する
- 行動がペースダウン
- 自分の能力に疑問を感じる
- 行動ストップ
※2と3をスキップすることも多々あります。
そこからは毎日毎日、
「明日書こう」「今は疲れているだけだ、だから少しだけ休んで英気を養おう」
そんな感じで自分を励ましていました。
そして3日、1週間、2週間、1か月・・・と時間だけが過ぎていきました。
するとどうなったと思います?
めっちゃ焦りました。
自分は心について色々学んできたわけですし、自分のクライアントさんにも
「疲れている時は休むんですよ」なんて言うわけですが、 お恥ずかしい話、めちゃくちゃ焦りました。
え、全然進んでないじゃん。
え、このまま半年とか1年とか経ってもやる気スイッチ押せないの?
ていうか、そもそも私には向いてないんじゃない?
こんな感じで、焦りから来る言葉がぐるぐる私の頭の中で駆け巡るんですよね。
自分責め状態です。
とにかく毎日追われている感じ。
何もできない自分を毎日感じ続ける。
鼓舞するために自分のお尻を叩いてみたり、責めたりしてみる。
でもやっぱり行動できない・・・。
これらを繰り返していくと、自分の中で「できない自分」という信念のようなものが出来上がっていきます。
【第2段階】
- 時間が経過する
- 焦る
- 自分を責める
- やっぱり行動できない
- 1から4を繰り返す
- 自分は「できない自分」であると信じる
そう、挑戦に踏み出せないと、最終的に「できない自分」に出会います。
今までの私であれば、「できない自分」と信じた瞬間にポキっと心が折れて
「私にはできない」という判断を下し、挑戦自体を諦めてしまうパターンがありました。
でも、ここで終わるのはもったいない。
他の選択肢があるんです。
この時にどんな選択をするか、 それこそが挑戦へ一歩踏み出せるか否かの分かれ道かもしれません。
ラクに一歩を踏み出すために私が選んだ方法
踏み出す一歩はなるべくハードルが低い方が踏み出しやすいと思います。
私が選んだ方法について、ステップに沿ってお話したいと思います。
1.「できない自分」と感じているトラップに気付く
お伝えしたように、いつもの私なら、
「できない自分」を感じ続けると、心が折れて挑戦を諦めてしまうパターンがありました。
しかし今回はちょっと違いました。
だって心について学んだし、日々悩みに向き合ってきた蓄積があったからです。
私にはその蓄積を忘れないくらいの気力はあったんです、幸いにも。
その中での学びを生かす時です。
正直めちゃくちゃ動揺してましたし、焦っていました。
人間だもの。(引用:みつおさん)
でも、「できない自分」との出会いはテスト、お試しなんです。
「お前、本当にやりたいのか?」っていうテスト。
(誰からのテストやねん、って話はありますけど、神様とか未来の自分とか、お好きなように解釈をお願いします。)
でね、このテスト。
「できる能力があるのか?」っていう問いじゃないんですよ。
「やりたいのか?」っていう問いなんですよね。
自分の思いで答えは決められるんです。
だから「自分はやりたい」なら、それが正解です。
そうならば「できない自分」への対策を考えて行動する必要はあります。
この問いで「私はやりたい」となりました。
と同時に、「でもその行動ができないんだよ・・・」ともなりました。
いつものパターン、「できない自分」を感じて堂々巡りのトラップにはまりそうになります。
そこでね、トラップにはまりそうになったら、
今歩んでいるコースからトラップにはまらないコースへ変更すれば良いんです。
どんなコースに変更していきましょうか。
私の例は次のような感じ。
参考にしてもらえたらうれしいです。
2.行動するためのコースを選び直す
スタート地点では、「私にはできない」って思っていますよね。
そもそも「私にはできない」の背景には何が隠れていると思いますか。
「挑戦してみて失敗するのが怖い」とか、
「未知なることは実際どのようなことが起こるのか怖い」とか、
そういった恐怖や不安があります。
怖い、不安という感情は自分の中で安心できていない状態だというサイン。
そんな安心できない状況で、挑戦する勇気は生まれませんよね。
ただ残念ながら、行動しないと始まらない。
なので多少の怖い思いは避けられません。
それでも行動できるようになるには、怖いや不安のほかに、セットで必要なものがあります。
それは、「自分にもできるかも?」という少しの期待です。
確信は必要ではありません。やったことないですからね。
この「自分にもできるかも?」という気持ちが頭をもたげた時に、
怖くても「えいやっ」と飛び込むことができるというわけです。
だから一歩踏み出すことを目標にするのではなく、
「私にもできるかも?」と思えるようになることを最初の目標に掲げる、
そんなコースに私は変更したのです。
3.小さな行動2つを積み重ねる
「私にもできるかも?」と思えるためのコースは様々ありますが、
私の場合、2つの行動を同時進行で進めるコースを選びました。
- 自分を安心させる:良い気分でいることを第一優先とする
- 自分を認める:自分ができたことを思い出す、または今日できたことを褒める
順番に見ていきましょう。
行動1:「自分を安心させる」
まず1つ目の行動は、「自分を安心させる」です。
この行動は忘れがちなのですが、結構あなどれません。
自分を安心させるということは、常に良い気分、ご機嫌でいることを第一優先とします。
たまに「何もやらなくて大丈夫か?」と自分を焦らせる声は聞こえます。
このように、焦りや不安など、ネガティブな気持ちになったとしたら、
自分が安心できるような言葉を自分に掛けて気分を整えます。
最終的に自分が落ち着けばどんな些細なことでも良いので、色んな言葉を投げかけてあげてください。
言葉が思いつかないなと思ったら、
友人や大切な人が落ち込んている時に掛けてあげたい言葉を自分に言ってあげましょう。
行動2:「自分を認める」
2つ目の行動は、「自分を認める」です。
過去の自分ができたこと、または現在進行形でできていることを褒めます。
もはや、ゲームです。
どれだけ小さなことに気付いて自分を褒められるか、そんなゲーム感覚でやってみてくださいね。
4.2つの行動を一歩踏み出せるまで続ける
私は「自分を安心させる」、「自分を認める」という2つの行動を同時進行で少しずつ積み重ねていきました。
そして1か月と半月経ったタイミングで、急に「あ、私行動できるかも」という気持ちになりました。
急にやる気マックス、というよりは、ボーっとしていたら、ふと「あ、今ならできるかも?」という感じでした。
そして気付けばこの記事を書き始めることができたのです。
まさに今、一歩が踏み出せない あなたへ
一歩踏み出せるまで自分を待ち続けるのは、
出口のないトンネルを歩いているかのようでとてもつらいですよね。
ただ、今までの経験を思い出してみてください。
つらかった時、悲しかった時、暗闇を歩いているような時、それでも抜け出せた経験はありませんか。
全てはゴールに向けてのプロセスだったと思える瞬間があったはずです。
今こそその瞬間に意識を向けてみる時かもしれません。
そして、自分を待つ間は無理なくできる行動も大切です。
挑戦への直接的な行動をしなくても良いんです。
ただ、自分の負担になり過ぎない行動はやり続ける必要があります。
私が提案したことは「自分を安心させる」、「自分を認める」の2つの行動でした。
本当に忘れがちですが、まずは自分の気持ちをきちんと良い状態に保つことです。(行動1:自分を安心させる)
例えば、ダラダラYouTubeやテレビを見たって良いんです。
それを「あぁ、時間を無駄にしてしまったな」ではなく、
「これも必要な時間だな。そんな時間を自分に与えられている私はえらい」くらいに捉えてください。
「やらなければならないことができない」時は、タイミングは今ではないというシンプルなこと。
だから思い切りダラけたり、自分の好きなことをすれば良いんです。
挑戦に一歩踏み出すタイミングは、気分の良い時間を過ごした先に訪れます。
そして同時進行で、自分の力を思い出すために、自分の過去や今を褒めてみてください。(行動2:自分を認める)
そうは言うけど、やっぱり自分で自分を良い気分にすることはできない、
自分を褒めることは難しいと感じることもあるかもしれません。
そんな時は自分と違う人の意見を聞きに行くのも一つです。
周りに聞く人がいなければ、本やYouTubeでも良いです。
カウンセラーに話して自分の考えを整理したり、別角度で考えるのもおすすめです。
そうやって自分以外の良い視点や意見を見付けて、
「確かにそうだな」と納得できる意見をゆっくり自分に取り入れていく。
(ここでスパルタな教えを取り入れるのは注意です。気分が上がるならOK、下がるなら距離を置きましょう。)
そうすると、自分の中に自分や他人の経験や考えが蓄積されて、
安心材料が溢れた時に行動ができるようになるかもしれません。
一見無駄だったり挑戦に関係なさそうな2つの行動。
小さく小さく繰り返していくと、どうしても飽きが来ます。
するとある日突然、「あ、今なら挑戦やってみても良いかも」と自然と思えるようになるんです。
そのタイミングが来たら、すぐに掴んでください。
もし今一歩踏み出せないなら、今は踏み出すまでの準備期間なだけです。
そのタイミングは必ず来ます。
その時まで「できる自分」を信じて手放さないでくださいね。
応援しています。